抗GD2抗体の承認のニュース放送と発売のお知らせ

明日(22日)「NHKおはよう日本」の6時台で、ジヌツキシマブ(抗GD2抗体)の承認のことが放送されます。

9月22日(水)6時台(6:10ごろ、1分天気の後)
※直前に動くことがままあるそうなので、変更となってしまいましたら申し訳ありません。

<9月22日追記>
5:07と6:30に変更されて2回放送されました。
下記リンク先、テキスト動画をご覧ください。


また、本日(21日)、大原薬品工業株式会社様より、発売のプレスリリースがされました。あす22日発売です!

放送では、医師主導治験にご尽力くださった、大阪市立総合医療センター小児医療センター 兼 副院長 原 純一先生のコメントとともに、当会の会員さんがインタビューにご協力くださいました。

承認という前向きなニュースとともに、日本の小児がんの薬剤開発の課題を、少しでも広く知ってもらえたらと思います。

◆プレスリリース
大原薬品工業株式会社様
「ユニツキシン点滴静注17.5㎎/5㎎」新発売のお知らせ
※医療関係者の皆さま頁

*「ユニツキシン」一般名:ジヌツキシマブ(遺伝子組換え)

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ジヌツキシマブは、世界で初めて、神経芽腫に特化して開発された薬剤で、わが国において数十年ぶりに神経芽腫に対して承認された新薬です。
2010年に米国小児がんグループから、がん免疫療法として、抗GD2抗体を用いることで、約20%の生存率(無イベント生存率)が向上することが発表されました(ANBL0032試験)。これを受けて北米や欧州においては、神経芽腫の標準治療として用いられていますが、日本では十年以上使えない薬(ドラック・ラグ)でした。


この度の承認が、日本の神経芽腫の医療において、有用な治療法になると期待してやみません。

引用
代表的な小児がんである神経芽腫に対してジヌツキシマブが承認―小児がん用抗がん剤で初めての医師主導治験による国内承認取得― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (amed.go.jp) 
最終更新日 令和3年6月24日