JNBSGより、バイオバンクジャパンへの検体保管・管理委託について

経験者・ご家族の皆様向けの説明文書が掲載されました。

・患者さま向け説明文書 


神経芽腫の経験者・ご家族の皆様へ

 2014年8月4日

拝啓

神経芽腫の経験者・ご家族の皆様におかれましては、ご健勝のことと存じます。 さて日本神経芽腫研究グループ(JNBSG)から皆様にお願いがございます。
JNBSG では診断の時に、皆様のご同意を得て、神経芽腫の診断に用いて余った検体を検査 の再検または神経芽腫治療の向上のために認可された医学研究のために保存してまいりま した。 この度、小児の腫瘍検体の安全かつ確実な管理のために、国が作成した検体保存のための 施設:バイオバンクジャパン http://biobankjp.org/leaflet/index.html に、腫瘍検体の一部の 管理保管を委託したいと存じます。そこで下記の1~4をご了承いただきたく存じます。

 

1.現在の第 1 検体センター:千葉県がんセンターに JNBSG が保管を依頼している神経 芽腫検体、抽出した核酸、残った血液をバイオバンクジャパン(東京大学医科学研究所内) に移動すること。

2.現在の JNBSG 施設が JNBSG 発足以前に千葉県がんセンターに解析、保管を依頼し た神経芽腫検体、抽出した核酸、残った血液については、JNBSG に管理・保管を委託する こと。

3.上記2の試料(神経芽腫検体、抽出した核酸、残った血液)について、バイオバンク ジャパン(東京大学医科学研究所内)に移動すること。

4.上記1と3の試料について、バイオバンクジャパンに約半量の管理・保管を委託し、 残り半量は JNBSG の再検査・医学研究用として JNBSG の管理・保管とすること。

 

これらの事項について疑問点があるときには主治医の先生からご説明を頂き、その上で同 意をされない場合には主治医の先生を通じてお申し出ください。 再検査の必要性、また将来の新規治療法開発研究の重要性をご勘案いただき、どうぞよろ しくお願いいたします。

                                     敬具

                  日本神経芽腫研究グループ(JNBSG)会長 中川原章 

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